先日、アメリカ原産のリンゴ、Baldwin ボールドウィンを収穫しました。
Baldwin ボールドウィンは、「アメリカ発祥の地」といわれるニューイングランド地方に起源をもつリンゴ。
1740年 マサチューセッツ州 ウィルミルトンWilmingtonにあるジョン・ボールJohn Ball氏の農場に苗が植えられたのが始まりと言われ、そのリンゴの木は、鳥たちにとても人気があったので Woodpecker ウッドペッカーと名付けられた。
後に、その農場はウィリアム・バターズが購入し、最後に名前の由来となった Loammi Baldwin ボールドウィン大佐へと受け継がれた。
ボールドウィン大佐はバターズの農場を訪れ、ウッドペッカーの原木から穂木を入手。彼は自宅近くに並木を植え、そのリンゴの穂木を知人たちに贈った。
(大佐は、ジョン・チャップマン”Johnny Appleseed”の従兄弟にあたる)
Baldwin ボールドウィンは、1784年頃から商業的な栽培が始まり、1900年代になるまでは、米国で最も広く栽培された品種だったという。
John Ball氏のWoodpeckerから受け継がれてきた Baldwinは、現代においても高く評価される特性を持ったリンゴだと確信する。
その味は、酸味がやや優勢で、甘味とのバランスに優れ、果肉は非常に締まっていて固く、とても歯応えが良い。