シードル・カルヴァドスの生産者 Pierre Huetピエール・ユエについては、以前のブログで『ドメーヌについて』『リンゴ栽培』『シードル醸造』『カルヴァドス蒸留』というテーマでご紹介した。
今回は、訪問記録として、ユエ社でのこれまでの出来事を振り返る。
2010年 初めて訪れた時は、まだ、以前の古い社屋だった。
12月で、シードルの仕込みが行われていた。
砕かれたばかりの果肉と、キュバージュ工程を終えた果肉との色の違いは顕著で、絞られた果汁はしっかりと着色し、デフェカシオン工程へ続く。
当時の売店はこぢんまりとして、趣がある。 カルヴァドスの大樽Foudre cheneの中に人が入れる仕掛け。 ひと足先に、建築中の新しいショップを拝見。
2013年 新しい社屋となったユエ社を訪問。
2月18日 午前はシードルやリンゴについての質疑。午後は果樹園を視察。
Verger Basse-tige、Verger Haute-tige
古いカーヴに保存してったリンゴをいただき、その種を日本に持ち帰る。品種はRAMBAULT。
2015年 リンゴの収穫時期に訪問する。
10月23日 施設内を案内するガイドツアーに参加。
新しい社屋は、カルヴァドスの蒸留室Distillerieを併設。
François HUET (1859-1925) Pierre HUET (1890-1975) François HUET(1921-2013)
Alambic à repasse、Alambic à colonne
この年もリンゴの種を日本に持ち帰る。品種は Rouge DuretとBisquet。
フレカンフェルムのオリジナル醸造リンゴは、ユエ社の果樹園で自然交雑した実生リンゴ。
広いリンゴ園に植えられているのは全てシードルリンゴ。よって、Pommes à cidre FFは、醸造品種同士による交配から生じたリンゴだと考えられる。
2016年、2018年、買い物に立ち寄る。
シードル Cidre AOP Pays d’Auge、Cidre Bouché
ポワレ Poiré
ポモー Pommeau de Normandie AOC
カルヴァドス Calvados AOC Pays d’Auge
どの製品も秀逸。
リンゴジュース Jus de Pommeは、甘味と酸味のバランスが抜群で、アルコール類に隠れた、名品。
CALVADOS PIERRE HUET
5 Avenue des Tilleuls – 14340 CAMBREMER
2024.3.6 Ko HAYASHI